空中を自律飛行するドローンのなかには、操縦者を自動追尾して撮影する機種が存在する。今回紹介するドローン「iBubble」は、そうした自動追尾モデルの水中版だ。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
iBubbleは、内部にアクションカメラ「GoPro」を取り付け、ダイバーを自動的に追いかけて撮影してくれる潜水ドローン。手で持つ必要がなく、自律移動するので、ハンズフリーの水中自撮りが可能。
サンゴやイソギンチャク、海草など水中の生物を傷つけないよう、障害物を自動的に避ける。バッテリ切れが近くなるとユーザーの手元に自動的に戻ってきたり、非常時には自動的に浮上したりする安全機構も備える。
光度1000ルーメンのライトを2つ搭載し、画像の揺れを抑える機能により、明るい安定した写真やビデオが撮れる。撮影の開始や停止、撮影モード切り替えのほか、自律動作を止めてユーザーの手元に戻すといった操作は、専用ブレスレットを使う。
最大深度は60m、バッテリ駆動時間は1時間あるので、スキューバダイビング機材を使う一般的なファンダイビングには十分だろう。
Indiegogoでの目標金額は7万5000ドル。記事執筆時点(日本時間4月20日16時)でキャンペーン期間は1カ月残っているが、すでに目標を上回る約8万9000ドルの資金を集めている。
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